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★お薦めのジャズピアノのCD等
目次---------------------------------------
1)まずは、とっても聴き易いピアニストのCD紹介
2)年代、スタイル別、主なジャズ
ピアニスト&お薦めCD
「」後の数字は有名曲の多さ(0-5)です。良さとも分かりやすさとも関係ないです。
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1)まずは、とっても聴き易いピアニストのCD紹介
L.A.ジャズトリオ
のっけからCDではないのですが、このL.A.ジャズトリオ、i-tunesに、
「モダンジャズ名曲101選」というのをアップしている。凄い!
お手本に困ったら、まずココみたいな(笑)
https://itunes.apple.com/jp/album/modan-jazu-ming-qu101xuan/id275837208
ビージー・アデール:
もう結構なお年のアメリカ人女性。最近、日本のレコード会社と契約をしたようで、
CD店では平積みになる人気。とても聴き易いおしゃれなピアノ。
ベスト盤「マイ・ピアノ・ロマンス」など
エディ・ヒギンス(Eddie Higgins):
ゆったり軽やかでおしゃれなベテランのピアノ。90〜00年代に日本のレコードか
らたくさんのアルバムを発売し、人気を集めた。
トリオでの「魅惑のとりこ」「Again」「魅せられし心」や、ソロピアノによる「あなたは
恋を知らない」がその時期の作品。
もっと若い頃のアルバム、ソロによる「Time on My Hands」も素晴らしいし、トリオ
での元気な作品もあってそれらもお薦め。
2)年代、スタイル別、主なジャズ
ピアニスト&お薦めCD
<古き良き時代の、軽快なダンス音楽としてのジャズの流れを汲む(1920年代-)>
Art
Tatum:
超絶技巧。恐ろしく速く弾けて、しかもリズムが完璧。
当時、彼の演奏を聴いて目標とした人、ピアノをあきらめた人、 どちらもたくさん
いたようだ。ソロが凄いが、まずトリオの「The Art Tatum Trio」3が音も良くお薦め。
Teddy
Wilson:
古き良きSWING。端正で瑞々しいピアノ。
二枚のカップリング「Then They Wrote / Mr Wilson & Mr Gershwin 」では、前半
で色々なミュージシャンの代表曲を、後半では、彼に良く似合うガーシュウィンの
曲がたっぷり聴ける。また日本録音の「The Greatest Jazz Piano」4は録音の音も
よく、再発を期待。
Erroll Garner:
ガンガン楽しく、派手な演奏で大人気のライブ盤「Concert By The Sea」4 や、
彼の大ヒット曲「Misty」含む「Misty」4などが人気です。
George
Shearing:
「Shearing On Stage!」3は、楽しく上品、ビブラフォンやギターを含む、彼の人気の
アンサンブルが聴けるライブ盤。
きれいなソロ作品、歌の方とのデュオ、そしてラテン音楽をやっているものも多い。
ほんわかとかわいい「Jazz Moments」4は、彼の演奏を譜面にしたコピー譜(市販
されている)にも収録されています。
Hank
Jones:
ソロ、デュオ、トリオ、カルテットなど幅広く活躍。亡くなられましたが、最晩年91歳
まで、来日が多かったのでファンが多いです。
ソロやトリオでのライブDVDがお薦め。
僕は、Tommy FlanaganとのDUO「Our Delights」5が明るく楽しくお気に入り
Dave
McKenna:
左手でのウォーキングベースが得意で、ソロピアノの名手。
ソロでのライブ盤「Live at Maybeck 2」2は音も良く華やかで美しく、後半は得意
のウォーキングベースでぐんぐん盛り上げます。膨大なレパートリーを持つが、
転調を繰り返す「C Jam Blues」が十八番。
ソロの「Giant Strides」「Solo Piano」や、クラリネットとのデュオ「You Must Believe
in Swing」がお薦め
他に、1920年代の明るく元気な弾き語りの名手Fats Waller、
日本人では明るく軽やかで端正なピアノ、秋満義孝らもおすすめです。
<モダンジャズ初期=技巧的・個性的なビ・バップ
〜多少整った?ハード・バップ、ノリ重視のファンキージャズへ
(1940年代に誕生-1950年代に流行、現在まで続く)>
ダンス音楽としてだけでなく、自己表現として演奏されるようになる。
まず1940年代はじめ頃「セロニアス・モンク」がデューク・エリントン(piano)のスタ
イルを受け継ぎつつ、ビ・バップの創始者ともいうべきチャーリー・パーカー(alt sax)
やディジー・ガレスピー(trumpet)たちと共演する中で、極めて個性的なスタイルを
確立。
続いて彼らの中に入っていった「バド・パウエル」は、クラシックで磨いたテクニック
を元に、それまでの主流だったアートテイタムらのスタイルと、チャーリー・パーカー
やセロニアス・モンクらの新しいスタイルを見事にミックス、ビ・バップピアノの代名
詞となる。
50年代に登場するピアニストの多くは、彼の1940年代の演奏を手本にした。
しかし、彼は病気や薬物により演奏にむらがあったため、長く活躍することはでき
なかった。
続いてアート・テイタムのスウィングピアノと、バド・パウエルらビ・バップのスタイル
の両方を獲得した「オスカー・ピーターソン」は素晴らしいテクニックを持ち、いつ
もハッピーでノリのいい演奏を披露、長くジャズピアノの王様として君臨する。
では、モダンジャズ初期のピアニスト&CDを紹介します。
Bud
Powell: 好きなピアニストなので、多めです。
「Jazz Giant」2。 1枚で代表するならこれ。中でも始めの4曲。彼のもつ激しさや
弱さ、そして抜群の技術・歌心が最も高いバランスで表現されている。
「バドパウエルの芸術」3 (以下1947年録音分について)これは本当にアドリブなの
か? きっちり3分に収められた溌剌とした若きパウエルの、あまりにも見事なメ
ロディの泉。今に続くモダンジャズピアノはここから始まった。但し、録音がおか
しく実際の演奏より速くせわしない印象も。
「The Amazing Bud Powell vol1」2。
QuintetとTrioが半々。曲も楽しくよくSwingする人気盤。
「Stitt-Powell-J.J」2
全体に切れがあってスピーディーな演奏が並ぶ。イントロから勢いよく飛び出す
パウエルがかっこいいよ。パウエルの曲がなく、そういう意味では、彼らしさが存
分に出たアルバムではないけれど、ビバップの中でもベストパフォーマンスの一
つ。朝の元気付けにこの一枚! 後半のジョン・ルイスのアレンジも秀逸。
「The Amazing-vol.5」1
大ヒット曲「クレオパトラの夢」収録。殆ど短調で似たような暗めの曲ばっかりで、
すでにこの時期はパウエルの指もおぼつかなかったりするんだけど好きな人に
はたまらない。
「Blues For Bouffemont」2
晩年・・・といっても30代の終わり頃。単純に最初の3曲がかわいいので好きです。
「Time Was」多少よろっとしつつもかなり調子良い演奏もあってなんとも微妙。
でもピアノトリオで17曲聴けるし全体的に好印象。(ビクターから発売タイトルは
変わったかも)
Thelonious
Monk:
全音音階や半音の使い方など、曲も演奏も非常に個性的で面白い。
彼の曲は今でも多くのミュージシャンに演奏される。
初期のアルバム 「Genius Of Modern Music vol.1」1で彼ならでの曲が楽しめる。
Elmo
Hope:
パウエル、モンクと仲が良く、いつも一緒だったそうだが、彼の演奏はいまひとつ
人気がでなかった。でも勢いがありかっこよくて、どこかかわいく親しみやすい。
「Elmo Hope Trio & Quintet」1
Mal
Waldron:
暗く寂しく熱く激しく。人気曲含む「Left Alone」2。
これまた暗く寂しいが充実のソロピアノ「All Alone」1
Duke
Jordan:
枯れた味わいがいいトリオでの「Flight To Denmark」4。標準良質とてもいいです。
もう一つ紛らわしいタイトルですが、管楽器入りの「Flight To Jordan」0もお薦め。
バンドの時の左手、全音符で押さえっぱなしなので、レッスンとか受けたら、きっと
直されちゃったりするような演奏なんですけど、それでも、彼の演奏が好きだという
人はたくさんいるんですよね。
Oscar
Peterson:
ジャズの王道をいく。代表的ジャズピアニスト。
ジャズのノリ、楽しさ、スリル、美しさ、すべてを彼の抜群のテクニックとともに味わ
えるDVD「オスカー・ピーターソン with ジョー・パス・ライブ」2を是非是非是非!!!
CDは、ボサノバを含め、すっきり軽やかな「We Get Requests(プリーズ・リクエスト)」3
ブルース中心、一曲一曲短い中にも、速弾きたっぷり、抜群のノリ、そして、僕が
ジャズをはじめた頃、「こんな演奏がしたい!」と思った 「自由への讃歌」など、
ぎっしり中味の濃い「Night Train」2、
絶頂期のシカゴ・ロンドンハウスでのライブ盤「the sound of the trio」「the trio」
「live at the london house」。
「live at the london house」での「枯葉」は、小曽根真が、「dear oscar」で同じアレ
ンジで演奏しているので、聴き比べも面白いでしょう。
トリオ名義ながら、実はカルテットによる演奏のライブ盤「Live At The Blue Note」
も、ノリノリで、かつ比較的新しい録音で、音もよく楽しめます。
他には、バラエティ豊かな「カナダ組曲」
恐ろしい速弾きが聴けるソロアルバム 「my
favorite instrument」
もう一つ、管楽器入りで、ピアノはずっと脇役なのに、ピーターソンのノリが最高で、
とっても楽しく、大好きなアルバム「Stan Getz and J.J.Johnson at the Opera Hause」
もお薦め。
Red
Garland:
コロコロ・ガッツン。軽快で分かりやすい演奏。
「At The Prelude」4は有名スタンダードを、とても分かりやすく演奏していてお手本
にもってこいです。お薦め!!
「Groovy」3収録の「C Jam
Blues」はブルースのお手本に最適。
1000回聴いて、1000回歌って、1000回弾こう!
Kenny
Drew:
Speedy&Swingy!「ベスト・オブ・ケニー・ドリュー」5、有名曲がずらりと並んでいるし、
スピード感あふれるかっこいい演奏も聴ける。いつも似たような演奏といわれる彼
だが、曲目、演奏、録音、どれも良い「Plays Standards Live At Blue Note Osaka」4
有名なのは 「Dark Beauty」3。 「Kenny
Drew Trio」などとてもSwingするので、
カルテットなどでの伴奏役のもいいと思う。Videoも出ています。
Hanpton Hawes:
ノリ、スピード、流麗で心地よい「Hanpton Hawes
Vol.1」
大騒ぎノリノリセッション「Live At Memory Lane」
Sonny
Clark:
ノリ+哀愁。「Sonny Clark Trio」同じタイトルだが、全く別の録音で、ブルーノート盤4と
タイム盤0があり、 どちらも人気。
ジャケットやタイトル曲が人気の「Cool Struttin'」0もどうぞ。
Wynton
Kelly:
Swingを知るにはまずケリー!
彼の演奏はテンポもほどほどで、音をはっきり弾くし、お手本にぴったりです。
「Wynton Kelly!(枯葉)」4は、すっきりと心地よく、飽きのこない良い演奏だと思い
ます。録音がとてもよく、各楽器の音がはっきり、演奏している姿が、目に浮かび
ます。みなんさんも想像してみませんか。
「Kelly Blue」3は、「On
Green Dolphin Street」「朝日のようにさわやかに」が人気。
「PIANO」2 は「黒い瞳」などマイナーかつファンキーな味わいがいい。
「Full View」2 全体にゆったりとしていながら、気持ちよくファンキーなCDって
珍しいかも。ここの「枯葉」はコピー譜あり→「Wynton Kelly」シンコーミュージック
ここのジャズピアノの項にWynton Kellyの詳しい解説あり
Junior
Mance:
Swingy&Groovy! 若い頃の演奏・・・軽快によくSwingする「junior」2、
年月重ねた後の・・・がつんと重たく手ごたえ充分「Blues &Ballad In The Night」4
Horace
Silver :
元祖Funky Jazz! Funky! Speedy! もちろんカッコイイ! ラテン調の曲も多い。
たくさんのアルバムがあるが、いつも自作の曲で固めているようだ。
「Browin' The Blues
Away」1
「Finger Poppin' With Horace Silver」0
Bobby
Timmons:
Funky&Groovy! 「This
Here Is Bobby Timmons」3は自作ヒット曲、Moanin'収録。
凄くかっこいいアルバムです! 「Easy Does It」もかっこいい!
Dick
Morgan:
上記の人たちに比べると無名ですが、「See What I Mean?」の1曲目の、ゆったりと
味わい深いスローブルースがあまりにも気に入ってしまったのでご紹介。
他に、軽快でSwingyなTommy Flanagan、Benny Green、鈴木宏昌、山本剛、椎名豊
Funky
Jazzは、ビ・バップ、ハード・バップから枝別れし、よりノリや楽しさを求めて
いった音楽をいいます。ピアニストではHorace Silverを筆頭に、Bobby Timmons、
Junior
Mance、Wynton Kelly、Hanpton Hawesらもそういった演奏を残しています。
<主に1950年代-70年代に活躍した、上記に当てはまらないピアニスト>
Bill
Evans:
「Waltz For Debby」3 永遠の名曲「Waltz For Debby」を含む、バラード集。意外
なことにライブ盤。このアルバムでジャズに興味を持った人はとても多いようです
(特にに女性)。
「Moonbeams」3、1曲目が少々とっつきにくいのかあまり人気は高くないが、僕は
これが一番好き。2曲目以降は穏やかで温かみのあるバラード集。
「Exploratins」1
少々ミステリアスなメロディとエバンスのやや曇ったピアノがよく合うと思う。
「Portrait In Jazz」4、 知的で新鮮な感覚。これぞエバンスだという人も多いだろう。
ベースとドラムが必ずしも伴奏ではなく、ピアノを含む三者が、対等な立場で、
絡み合って音楽を作り上げたという点でも斬新。
「Consecration」3 本人ももう長くないことを自覚していて、燃え尽きるべく、弾き
まくっている。鬼気迫る遺作。
Dave
Brubeck:
なるべく分かりやすいものから聴きたいという方は、ここからどうぞ。
僕もDave Brubeckのベスト盤が最初でした。
大ヒットした五拍子の「Take Five」など、変拍子を面白く仕上げた「Timeout」1。
ディズニー曲の「Dave Digs Disney」4
Phineas
Newborn Jr.:
超絶技巧! 88鍵自由自在。「A World Of Piano」3、
Roy Haynesがリーダーのアルバム「We Three」では、渋めの曲で、押さえ気味の
演奏で、これもまた良い感じ。
Ray
Bryant:
ブギウギ等、豪快で楽しいソロピアノによるライブ盤「Alone At Montreux」2がとても
お薦め!
同じタイトルで二種類あるが、どちらもスタンダードを渋く抑え目に演奏した
「Ray Bryant Trio」4や、哀愁漂う1曲目のCon Almaで決まりの「Con
Alma」3も
人気です。
Monty
Alexander:
ジャマイカ出身。ひたすらハッピー! トリオによるライブ盤
「Montreux Alexander」3、
Ramsey
Lewis:
これまたハッピーなジャズロック!「The In Crowd」1 ピアノで8ビートを弾くときの
参考にもなりそうです。
Al
Haig:
きれいでノリもあり、演奏、曲とも親しみ易い「Invitation」2、
1曲目の「Holyland」が大人気!
John
Lewis:
クラシックの室内楽風、vibraphoneを含むModern Jazz Quartettとして人気。
「The Last Concert」4など。
まるでお手本として弾いているかのように分かりやすいアドリブフレーズ。
コピーして勉強するのにお薦めです。
Rokand Hanna:
「Definitive Black and Blue Session」
特別な特徴があるわけではないのですが、なかなか良いとおもいました。
Ceder Walton:
Sweet
Basil Trio名義によるライブ盤「My Funny Valentine」3 硬派で渋いジャズ!
<よりモダンなスタイル。他ジャンルとの相互影響増える。(1960年代〜現在)>
Michel
Petrucciani:
美しくてかっこよく、分かりやすく楽しい演奏をしてくれる。まずトリオでのライブ盤
「Trio In Tokyo」1、で彼の美しい曲と演奏に酔ってしまおう。
その他、晩年のフランスでのCDはみんな伸び伸び弾いている様子です。
ライブ映像やドキュメント映画もあり、身長90cmで、骨ももろくすぐに骨折するという
彼の演奏を見ていると、もう、なんのいいわけもできません。
Steve
Kuhn:
円熟の境地。風格の「Love Walked In(忍び寄る恋)」2、しっとり「Mostly Ballad」5
McCoy
Tyner:
1960年代、John Coltraneとともに斬新かつエネルギッシュな音楽を作り上げた。
その頃の熱い演奏「The Real McCoy」0 力を抜いてスタンダードを演奏した
「Nights Of Ballads & Blues」3
John
Hicks
McCoy Tynerのスタイルに近いが、日本のレコード会社と契約して、スタンダード
をたくさん録音してくれているので、その分、親しみやすい。「Cry Me A River」5
ファラオ・サンダース(tennor sax)のライブ盤「Live!」でのイケイケな演奏は最高だ!
Chick
Corea:
始めの一枚は スタンダード中心の「Chick Corea Akoustic
Band」3でどうでしょう。
最も名盤と言われているのは「Now He Sings Now He Sobs」。
ラテン風の曲が得意。彼の曲「Spain」は大人気。
Herbie
Hancock:
斬新なハーモニー感覚で、ソロやトリオより、管楽器入りの演奏に名盤と呼ばれる
アルバムが多い。「Maiden Voyage」1や、室内楽的な「Speak Like A Child」1など。
一方で、Funkyな演奏も多く、彼の曲にひっかけてカメレオンとも呼ばれてしまう。
カメレオン収録の「Head Hunters」はファンクをやって大ヒット。
ソロピアノでも、自作曲が優しかったり切なかったり、かっこよかったりする「Piano」2,
アコースティックとエレクトリックの両方の名曲が聴ける熱い熱いライブ盤「洪水」3
他、海賊盤かもしれないが、知られざるライブ盤に熱い演奏が隠れております。
小曽根真:
Clearな音とSpeedy演奏。洗練されたかっこよさ。デュオでの反応の良さも特筆物。
本人が選曲したベスト盤などからいかがでしょうか。
Carla
Bley:
良く知らないが、静かで美しいSteve Swallow(b)とのデュオ「Duets」0が良かった。
佐藤允彦:
東洋と西洋、過去も未来も見える「Double Exposure」1、「ピアノ作品集」0は楽譜有り。
トリオはもちろんだが歌伴も素晴らしい。
Keith
Jarett:
現代最高の即興演奏家。すべてが即興演奏なのに、美しく、そして躍動していく
「ケルン・コンサート」0は、20世紀最高の音楽作品の一つに数えられている。
素朴に力強く生命力にあふれた「ソロコンサート」0。
スタンダードをトリオで熱く演奏した「Still Live」5
ソロピアノによる「Melody At Night With You」や、チャーリー・ヘイデンとのデュオ
「Jasmin」は、冬の夜、一人でじっくり味わいたいような落ち着いた音楽。
Richie
Beirach:
美しく厳しい音&和音。「バラード」4「バラード2」4、が人気。
映像もある「Tribute To Coltrane」でDave Liebmanらと繰り広げる熱く激しい、、、
というより鬼気迫る演奏も凄い。
Michel
Camilo:
スピーディーでかっこいいラテン系。哀愁有る曲も良い。まずは「Michel Camilo」1
続いて「On Fire」1。 最近毎年来日し、各地ブルーノートでliveを聴けます。
めちゃめちゃ熱くかっこいい演奏なので超オススメ!!
辛島文雄:
力強いが無理のなく切れの良いタッチ&リズム、モダンなハーモニー、
ライブはいつも迫力満点でかっこいいし、ソロピアノのバラード集
「Moon River」も素敵。
田中信正:
きれ味するどい演奏と、個性的なハーモニーのセンスを持つ。
伴奏者としても、主役を立てたり、からんだりするのが得意。
<比較的オーソドックスな演奏をされる最近の方々>
Kenny
Barron:
「Super Standard」4おなじみのスタンダードを中心にからっと明るく仕上げて
います。
Jos
Van Beast(ヨス・バン・ビースト):
最近、澤野工房がCDを輸入販売し、大人気のオランダ人ピアニスト。
「Because Of You」5 。1曲目、あまりにもイイ雰囲気でいきなりノックアウト。
けっこうノリのいい演奏もあるんですけど、ヨーロッパらしく? とてもおしゃれな音
で録音されていて心地よいです。
「Our Reflections」 Tizian
Jost Trio
曲がいいし、ノリと落ち着きを併せ持った心地よい演奏もいいし、音もいい!
初心者にもとっつきやすい、素敵な演奏です。
澤野工房のHPより>オンラインストア>下方「AS」>AS40で購入可。
Jan
Lungren(ヤン・ラングレン):
「Swedish Standards」ヨーロッパの録音。Swingyな演奏がとてもおしゃれに仕上が
っています。ジャズミュージシャンの曲ばかりを選らんだ「A Swinging Rendezvous」も
かっこいいし、楽しい。
海野雅威(うんのただたか)
軽やかでよくスイングし、スピーディー。現在はアメリカで活躍中。
東日本大震災のすぐ後に録音された、ソロピアノによる「Plays Jazz Standards」4
バラエティに富んでいて、かつ味わい深い素敵な作品です。
◆あまりCDを聴いていないのですが、Dave Grusin、大石学、井上祐一 といった方々
も素晴らしい演奏を披露してくれます。日本人はまた別項で。
<きれいな演奏>
Doug
Roche たまたまお店で推薦されていて買ったのだが、本当に素敵な演奏。
「Simple Measures」2
美しく繊細な木住野佳子、
ボサノバ等ラテン系の得意な国府弘子
<ゴンゴン・ガンガン・どっかーん!>
Don
Pullen:
熱い演奏と泣ける曲を残した。George Adamsのアルバム「forever Lovers」は、
John Scofieldも参加し、熱く激しくかっこいい!
David Murrayのアルバム「シャキルの戦士」で彼の名曲「Song From
The Old Contry」
が彼のオルガンとともに聴ける。
D.D.Jackson:
「Peace-Song」0はDavid
Murrayを迎え、ゴンゴンと熱い演奏を披露。自作曲も
なじみやすい。
< 何でもあり>
板橋文夫:
嵐を呼ぶピアノ。 森山威男の「Live At Lovely」1、全員で嵐を巻き起こす!
力強いバラードも最高!
梅津和時を迎えた「Mix Dynamite Trio On Stage」の「Gospel'89」は彼の一番の
人気曲。僕もエネルギーが欲しいときによく聴きます。
何でもありといえば、セシル・テイラー、山下洋輔なのですが、あまり聴いていない
ので紹介できません。ごめんなさい。
<Fusion>
詳しくないので、その手の演奏をよくする(あるいはその手の演奏をした時に有名に
なったアルバムのある)ピアニストをご紹介します。
ジョー・サンプル、ジョー・ザビヌル、リチャード・ティー、チック・コリア
ハービー・ハンコック、ボブ・ジェームス、デビッド・ベノワ、デイブ・グルーシン
ラムゼイ・ルイス、佐山雅弘、野力奏一、今田勝、今田あきら、松本圭司、小島良喜。
他に、上原ひろみも近いと言っても良いかもしれません。
ラテンが得意なピアニスト:
チューチョ・バルデス、ミシェル・カミロ、松岡直也、塩谷哲、国府弘子
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