<A> ジャズって何、ジャズピアノって何? &リンク集
<B> ジャズの歴史、黒人音楽の歴史について リンク集
<C> ビル・エバンスが語るジャズピアノ
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<A> ジャズって何、ジャズピアノって何?
♪ジャズって何?
聴いて聴いて聴いて聴いて、歌って弾いて吹いて歌って・・・
いつか分かるも良し、分からぬも良し。
いつか考えたことを、以下に少々。あくまでも僕が感じたこと。
「ジャズは生命力の爆発だ!」
え、よく分からない? 爆発なんていうと激しく、危険なイメージ
だけど、こう言い換えれば、ああ、ジャズってそうかも、って思わ
ないかな。
「瞬間的なエネルギーの放出。」
もうちょっと親しみやすい言葉で言えば、
「一瞬のきらめき。」
これじゃおしゃれすぎてジャズの熱気がそがれるな(笑)
生きていく中からにじみ出てくるさまざまな思いを、
swingするリズムに乗せて、それぞれが思い思いの音に
昇華する。
余計わからなくなる?(笑)
「ジャズ」を簡潔に説明するのは難しいですね。
皆に聞いてみたいけど、きっとそれぞれ違う言葉で答え
られるでしょう。
ジャズは「アドリブ」だ、「swing」だ、って言うけれど、じゃあ、
なぜアドリブが必要なのか。なぜswingする必要があるのかって
考えてみるのも悪くないと思うよ。
ま、言葉で説明するよりも、見て、聴いて、触れて・・・。
まずはこのビデオかDVDを見よう!
「真夏の夜のジャズ」
VIDEO 販売(株)ソニー・ミュージックエンタテイメント
3800円+税
第5回ニューポートジャズフェスティバルの模様を収めた
1959年の記録映画です。ジャズミュージシャンの他、
ロックンロールのチャックベリーやゴスペルのマヘリア・
ジャクソン(圧巻!)も出演し、演奏以外に会場周辺の
開放的で楽しげな様子も収められています。
アメリカとジャズの雰囲気がよく伝わってきて、とても
楽しいですよ。
♪ジャズピアノって何?
これも言葉で説明するより、まずこれを!
「オスカー・ピーターソン ザ・カルテット ライブ」
これもVIDEOです。
ジャズピアノを代表するのは誰かと聞かれれば僕は
「オスカー・ピーターソン」
の名をあげます。
演奏スタイル、技術、人気ともジャズピアノ100年の
歴史の中でも真ん中に
ドンと座っている感じです。
♪バンドorソロ
ジャズは通常バンドでやるんだけど、ピアノの場合1人で
弾いて楽しむ人も多いようですね。他のジャズのページでは、
ほとんどバンドでの演奏を中心に書かれているようなので、
このHPでは1人でも楽しめるように書いてみたいと思います。
もちろんバンドをやれたらきっと楽しいと思いますよ。
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<ジャズって何? リンク集>
"I"氏の「ジャズとはなんでしょう?」(音楽的に説明すると)
ひとりごとのオマケのオマケ・必殺ジャズ・ピアノ講座 ?「なぜクラシック・ピアノは弾けるのに、ジャズ・ピアノは弾けないのか」
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<C> ビル・エバンスが語るジャズピアノ
「レッスンについて」
ビルの兄:
最初ビルに、‘君の弾き方を教えてくれ’と言ったがなかなか
教えてくれなかったね。あれは正しかった。8年前に君から教わった
後、いまだにその弾き方を続けているが自分で工夫していた頃と
比べると、楽しくない。
ビル:兄さんが自分で発見する喜びを奪いたくなかったんだ。
スタイルを教えてしまうのはとても危険なことだ。
スタイルではなく、本質を教えなくては。
だからジャズを教えるのはやっかいなんだ。
本気でジャズをやる気なら、自分で学ぶしかない。
ジャズプレイヤーは、自分の感性で取捨選択すべきなんだ。
ビルの兄:そうは言っても、僕を含め、独り立ちするまでは
だれかの助けが必要さ。先生としても(ビルの兄はジャズ
ピアノの先生)生徒が分からないと言ったら教えないわけ
にはいかないよ。
ビル:自分で考えろと言ったら?
ビルの兄:たちまち首がとぶよ(笑)。
ビル:では、こうしたらどうだろう。
「一週間自分で考えておいで。どうしてもわからなかったら
来週ヒントをあげよう。」
自分で発見しないと何事にも興味を持てない。
与え過ぎると生徒はやる気を無くすんだ。
ビルの兄:そうだね。それが最上の方法だ。
良い先生は口を出す時と、黙っている時を心得ているものだ。
(かくしてswingyのレッスンも、だんだん、「じゃあ、自分で
イメージ作って、それに近づくように考えてやってきてね。」
と言うことが増えてきているのであった(笑))
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「練習、自由、表現について」
ビル:
ジャズを弾く為に何が必要かというと、技術的に困難なところを
個別的に取り上げて根気良く集中して練習を重ねる事だろう。
その繰り返しだ。
自由と言ってもそこには自ずから制限がある。
オリジナルを無視しては意味がない。
つまり制限がない所に自由はない。
枠があるからこそ枠を外したくなる。
ピアノを弾く時はいつも、オリジナルが持っている堅苦しさと
戦っている。
どんなに気分が乗らない時でも舞台に上がったらシャンとする。
それがプロだ。
6歳でピアノを始め13歳からプロとしてやっているが、自分を
表現できるようになったのは28歳くらいからだ。
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「分析力と行動力!」
ビル:
僕は他の人ほど天分に恵まれなかったが、それが幸いした。
技術を磨くのに苦労するうちに分析力がついた。
かえって物事がはっきり見える。
困難にぶつかった時の対処の仕方とか、克服に要する時間は
どのくらい、、、とか。
苦労をすればそれだけ得るものがあるのに、人は困難の
大きさにすら気が付かない場合が多い。簡単に克服でき
ないとなると、能力がないと決め込んで努力する事を
止めてしまうんだ。
困難の理由が解れば克服する事が楽しくなる。
そういう生き方が出来た僕は本当に運がいいんだ。
例え仕事がなくても、とにかく弾き続けよう。
そうすればいつか、誰かが、認めてくれる。
それが僕の生き様だ。決してゴリ押ししない。
ビルの兄:
そこが違うんだ。我々はどうしても認めてもらいたくて、
やりたくない仕事にまで手を広げてしまう。
ビル:
僕にも経験がある。その度に自分を戒めるんだ。
手を広げすぎると、どうしても目が届かなくなる。
自分の力が最高に発揮できる分野を選ぶ。
そこで全力を尽くせば、その力が他の分野に波及して全体が
改良されていくんだ。だから僕が音楽に、自分の出る力を全て
注げば、僕が望むような波及効果が必ず出ると思うんだ。
何の分野であれ、成功する人は最初から現実を見る目を持ち、
困難に立ち向かう時は一歩ずつ進み、学びの過程を楽しむ術を
知っている。雰囲気だけを真似してないで基本をやってこそ発展
がある。
事柄を明白にし現実に直面し、それを分析する力を持つことが
大切。現実を見つめ何をどうするか明確にすべき。
そして、外から仕事を眺めるばかりではなく現実に行動する事!
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ビデオ「ユニバーサルマインド・オブ・ビル・エバンス」より
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