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◆◇◆ブルースでアドリブ習得!◆◇◆


  ◆ブルース  

ジャズのジャムセッションで、必ずやるのがブルース!
古くからずっと演奏され、みんなが知っている共通語のようなもの。
初心者も必須です。
セッションで「ジャズをはじめたばかり」といえば、
「じゃあ、Fブルースの曲ならできるよね?」となるでしょう。
KeyはF(ヘ長調)、Bb、が多く、Eb、C、Gなども時々やります。
     
ジャズで「ブルース」は、「ブルース進行」と呼ばれる、決まったコード
持った曲を指します。元々は、ブルースと呼ばれる音楽があり、そのコード
進行を進行を拝借して、曲を作ったり、アドリブしたりしています。

1)  アドリブの前に、 簡単なブルースを、たくさん覚えよう。

よいメロディ、ブルースらしいメロディを覚えると、アドリブ・曲の作り方もわかる!

☆「毎週1曲暗譜!」   ほんとは1日1曲と言いたいところ。
    違うキー(調)でも練習したら、実力グングンアップ!

ナウズ・ザ・タイム、Cジャムブルース、クール・ストラッティン、バグス・グルーブ、
他にも良くやる曲や有名な曲、ビリーズ・バウンス、ストレート・ノーチェイサー、
ミスターPC、ウォーキン、ブルース・イン・ザ・クローゼットなどなど。
(リストは別途掲載します。)

そのほか、ジャズでのブルースでなく、ブルースと呼ばれる音楽の中でのブルースを
聴いたり、弾いたりするのもお薦めです。
ブルース100周年記念コンサートを収録した、映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」
のDVDを見れば、ブルースの巨人の演奏が、いっぺんに味わえます。
そのほか、ブルースでもあまり昔のでなく、B.B.キング、オーティス・ラッシュ、
ジャズに近いルイ・ジョーダンらを聴いてみるといいでしょう。


2)   アドリブにチャレンジ!

☆ペンタトニック・スケールでアドリブ! 次いでブルース・スケールでもやろう!

教材「バークリー・インプロヴィゼイション・ガイド  ジョン・ラポータ 出版:aTN
 〜フレーズが短く、リズミック。CDでお手本を真似る形もよい。

☆コードトーンでのアドリブにチャレンジ!

教材 「ジャズピアノメイカーズ アドリブ入門   貴峰啓之」
 〜教材はこちらのほうが簡単なので、教材を使うなら、こちらからどうぞ。


3)  簡単なブルースを毎日作ろう!

 ☆アドリブで色々弾くのも、もちろん良いけど、曲として作る利点があるよ。

  ・より良くするために、何度も直すことができる。具体的には、前がこうだから、
  次はこうと考え、前後のつながりや、全体としてのまとまりを作ることができる。
  ・アドリブとして瞬間的には作れなくても、時間をかければ作れる。

☆先に、ペンタトニック・スケール、ブルーススケール、コードトーンをしっかりと
覚えて、1)で覚えた曲が、どんな音で作られているか、把握しよう。

 ☆ブルース以外の場合も、曲のコード進行にのっとって、曲を作ろう!


 ◇以下、ブルース以外も共通◇

   
4) アドリブのコピーをしてみよう!

  比較的、コピーしやすそうなジャズピアニスト
              ↓

ジョン・ルイス(MJQ)「The Last Concert」など
綾戸智絵 (弾き語りの時の間奏)「Live!」(CDもDVDもあり)
レッド・ガーランド「Groovy」「At The Prelude」
イグナシ・テラッツァ「Jazz A Les Fosques」
ウィントン・ケリー「Kelly! (枯葉)」

1950年代のマイルス・デイビス(トランペッター)のCDもお薦め。トランペットは
聴き取りやすいし、ピアノを勤めるレッド・ガーランド等もお手本にいいよ!


5) 1) で分かるとおり、1〜4小節の短いフレーズを繰り返して、曲ができているね。
4)でコピーした中から、短いフレーズ(あるいは短く切り取って)をモチーフとして、
それを繰り返しながら曲を作ったり、アドリブをしてみよう。


6) 色々吸収し、イメージを広げ、自由にアドリブしよう!! 

はじめから、一定の時間、自由に弾く時間を設けてもOK!
 教材「アメイジング・フレイジング・キーボード」    aTN 3150円
 ↑僕がレッスンでよく言うことが書いてあります。良い本です(笑)。

  どう? やる?



★丸ごとコピー!!


ジャズの雰囲気、ブルースの雰囲気をつかみながら、アドリブフレーズを
たくさん自分のものにするには、丸ごとコピーをしよう!!


でも丸ごとコピーし終わってから弾くのでなく、4小節コピーしたら、
それをなんども歌って、弾いて、しっかりものにしてから、次に進もう!


今まで、レッドガーランドの「Groovy」というアルバムに収録されている「C Jam Blues」を
一番に紹介してきましたが、通常セッションでは、key=F(ヘ長調)で、演奏されるので、
同アルバム収録のFブルース「Hey Now」と、ケニードリューの「Blues For Nica」をお薦め
することにします。


これを何百回、何千回と聴いて完璧に覚えこもう!

そして、何百回、何千回と歌ってみよう。それから、何百回、何千回と弾く。

これで、ジャズはもうあなたのものです!


◇ケニードリューの「Blues For Nica」 アルバム「Kenny Drew Trio」収録

テンポ108とゆっくりなので、初心者にも聴き取りやすく、弾きやすいでしょう。
少しだけでてくる速いフレーズは、まずはパスです(笑)。


◇レッドガーランドの「Hey Now」 アルバム「Groovy」に収録! 

まさにお手本といった演奏ですが、ちょっと速めなので、最初にやるには
ちょっときついかも。

耳コピーの項で紹介している、再生スピードを変えられるソフトを使用する
のも良いでしょう。

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